人材育成事業

EDUCATION

「いいコネW活性化協議会」の幹事団体として、
地域循環再生経済を支える
『みみず』的人材育成事業をスタートします

株式会社みみずや(本社:長野県上水内郡飯綱町、代表:中條翔太)は、いいコネW活性化協議会(※1)の幹事団体として、地域循環再生経済を支える人材育成事業を2022年10月からスタートすることになりました。

長野県飯綱町を活動拠点とし、生き方や働き方に悩む若者たちに、自己肯定感を高められるような活動の提供や伴走支援を実施していきます。

この事業は、長野県休眠預金活用コンソーシアム (https://www.mirai-kikin.or.jp/kyumin-yokin/) の助成によるものです。

 

※1いいコネW活性化協議会とは…

幹事団体である株式会社みみずやを中心に、合同会社あやとりの長野県飯綱町にある廃校活用施設「いいづなコネクトWEST」に関わる企業2団体からなるコンソーシアムです。


社会の諸課題解決に取り組む新規事業スタートの背景

便利さのなかで生き方や働き方に悩む若者たち

さまざまな技術の発展とともに生活の質の向上を感じる人がいる一方、生きにくさを感じている人も増えています。それは大人ばかりではなく若者にも言えることです。生き方・働き方に悩む若者の、自己肯定感の低下やメンタル問題は、日本の未来にとって大きな課題です。

新しい学びの場を選択した子どもたちへの理解不足

学校の労働環境や学校への期待感の低下により、選択的不登校児童生徒が増加しています。特に飯綱町がある長野県では、選択的不登校を含めたいわゆる不登校の状態の発生率が全国平均よりも高く、若年層の自殺率も同様に高い状態です。しかしそのような子どもたちへの支援や理解は十分なものではありません。

不十分な地域遊休施設の活用支援

少子化、人口減少による廃校や空き家の増加、担い手不足による農地や森林、生産施設の荒廃が日本全国で問題になっています。飯綱町でも遊休施設や跡地活用における創業や居住支援もなされていますが、まだまだその支援体制には改善が求められる状況です。

社会の諸課題解決のために

これらの諸課題は優先的に解決すべきものであるにもかかわらず、縦割りや分断による支援の隙間によって社会問題となってしまっています。そこで、縦割りや分断による“支援の隙間”を埋めるために、特定の地域課題を軸に、共助や相互作用が期待できる他分野・課題とのつながりを創出すること解決モデルを考案しました。


共助・相互作用を生み出す『みみず』的人材育成の必要性

キーワードは『「みみず」的人材育成』

膨大な情報と現実社会の事実との乖離の中で、多くの人が生き物として自己を喪失してしまっていますが、一人ひとりがかけがえのない存在であることは明白な事実であり、自己を「なくてはならない存在」として、またエコシステムの中に生きているのだと実感することが大切です。そのロールモデルとして、みみずに着目しました。
みみずは、多様な生き物との関係性から自己の存在を見出し、素直に生きて他の命に豊かさを紡いでいる生物であり、自己の役割を認識し、誰かにとってのなくてはならない存在になっています。実はエコシステムを支える縁の下の力持ちな存在なのです。

「みみず」的人材が生み出すものとは

みみず的な人材としては、以下の2つがあります。

 

  • 自分も自然(社会)の一部であることを認識し、ブレない自己存在感をもつ人材
  • さまざまな社会課題の「つなぎ役」として活躍するコーディネート人材

 

このような人材が増えることにより、持続可能な社会を作る活動や既存の事柄同士を結び付けて新しい価値を生み出す活動ができます。このような人材育成の取り組みを、人を結び縁をつなぐ地域の拠点であるいいづなコネクトWESTや周辺の環境を活用しながら一気通貫で支援できる体制を構築しました。


【いいづなコネクトWEST】 https://iizuna.jp/iicone-west/


「みみず」的人材育成の活動計画

4つの事業を一気通貫支援することで誕生する「みみず」的人材

いいづなコネクトWESTを基地として、施設入居団体および地域団体が中心となり、密接な連携体制を構築しながら4つの事業を通しての人材育成に取り組みます。

① 自然との対話と地域循環に関わるフィールドワークの実施

農作業や森林作業を通じて知る「自然の営み」と、食、資源、エネルギーの循環について知識や体験を得る「地域の循環」を、フリースクールに通う子どもと生き方に悩む若者が一緒におこなうことで、人生を生き抜くための羅針盤を獲得することを目指します。

② 地域の埋もれたリソースを発掘し価値を再定義するプロジェクトの実施

①に参加した方がより深い学び、体験を得る機会として、中長期間のプロジェクト参画を促します。食の循環に関わる分野と、資源・エネルギー循環に関わる分野の学びから、将来的なキャリア形成につながる原体験を獲得することを目指します。

③ IT/ファシリテーションなどのスキルアップ研修会の実施

自分の強みを活かしながら社会の「つなぎ役」として活躍できる人材を増やすため“表現手段”としての基礎的スキル獲得を促す活動です。WordやExcel、ウェブサイト運営知識などのIT分野のスキルアップと、コミュニケーションやさまざまな意見を取りまとめる能力が求められるファシリテーションのスキルアップを目指します。

④ 地域での創業や副業に関わる対話型伴走支援の実施

経営視点の獲得、拡大につながる座談会の開催やオンライン相談窓口・経営伴走支援サービスの提供を通して、創業や副業における「やりがい」を“視点の拡大”と”継続的な対話”によって支援する活動です。

この4つを一気通貫で支援することが可能な事業体制を構築することにより、地域における関係人口の中長期化や深化、また子どもや若者が未来を描ける持続可能な地域づくりに貢献していく計画です。飯綱町の農地や施設活用といった環境の網羅性と、そこで開催される4事業一気通貫しておこなうことは、行政からの支援や予算でまかなわれる他の事業との相関性、シナジー効果も十分意識しておこなわれる環境と組織体であるので、より継続的で実効性が高く、社会実験的要素も持ち合わせています。


地域循環再生経済を支える人材育成事業は、どんな未来をもたらすのか

社会的課題の解決を担う若者の能力開発支援、日常生活や成長に困難を抱える子どもと若者の育成支援、地域の働く場づくりの支援を提供する活動を通し、「みみず」的地域循環再生経済を支える人材育成。信州発、世代と専門分野を超えて地域課題を解決し、地域循環再生経済(Re-Economy)を創る『みみず』的人材が各地で活躍することで、誰もが素直に生き、豊かさを紡いでいける地域社会の創生を目指します。


運営委員のご紹介

株式会社みみずや 代表取締役 副社長 滝澤 宏樹

社のミッションとして「『みみず』のいる場が増える」を掲げ、自分たちもエコシステムの一部として目の前の地域課題に対峙する傍ら、『みみず』のような生き方をする人が増えるように普及活動をおこなっています。株式会社みみずやは、地域を自分ごとにするための事業として、農地にたくさんの人が集まって作業をする風景をつくっていく「農地活用」と、地域に住む人たちがワクワクしながら集まる風景をつくっていく「廃校活用」に力をいれている、非営利型組織です。

【株式会社みみずや】 https://mimizuya.co.jp/

合同会社あやとり 代表社員 生田 明子

あやとりは、戦略的ウェブ活用を通じて企業の抱える悩みを包括的に解決し、イキイキとした組織づくりに貢献する組織です。「ウェブサイトは社長の顔」を合言葉に個人事業から国際的大企業まで幅広くウェブ活用を支援し、幅広い人脈と経験を生かした視野の広い支援と「おせっかい」を得意としています。

【株式会社みみずや】 https://ayatori.co.jp/


株式会社みみずやについて

社のミッションは「『みみず』のいる場を増やす」。長野県飯綱町の廃校や遊休農地を活用し、人々の健康や地域社会、環境循環を「自分ごと」にとらえる仕組みを構築し、持続可能な社会の実現に貢献します。

  • みみず事業:コミュニティコンポスト、みみずグッズ販売
  • ちいき事業:農地活用、廃校活用、人材育成

会社概要

会社名:株式会社みみずや (非営利型)
所在地:長野県上水内郡飯綱町川上1535 いいづなコネクトWEST-108
代表者:中條 翔太
設立:2022年2月17日
URL:https://mimizuya.co.jp/
事業内容:
・みみず事業:コミュニティコンポスト、みみずグッズ販売
・ちいき事業:農地活用、廃校活用、人材育成

お客様からのお問い合わせ先

お問い合わせフォーム
https://mimizuya.co.jp/contact

本リリースに関する報道お問い合わせ先

株式会社みみずや 滝澤
e-mail:info@mimizuya.co.jp


お気軽にお問合せください

株式会社みみずや
〒389-1226 長野県上水内郡飯綱町川上1535 いいづなコネクトWEST-108